先日、知り合いからこんな事を聞きました。

 

「当日、ドレスから下着が見えていた」

 

と・・・
とてもかわいそうな想いになりました。
なぜそうなったのか?
・ドレスの最終フィッティングで、サイズがしっかりあっていなかった。
・当日介添えさんが気づかなかった・・・

いろいろな理由を考えてみました。

そこから、改めて、当日、花嫁さんの最高の姿を残すためのポイントを振り返ってみました。

 

 

 

 

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結婚式の準備を1年前や半年前から行い、

 

1年~6か月前 理想のドレス決定
2か月前    ドレス小物選び
1か月半前   ヘアメイクのリハーサル

 

披露宴が近づくにつれて、当日のイメージが固まり、
花嫁さんのトータルコーディネイトが決定し、ワクワクします。

当日、ゲストの皆さんにできる限り、
自分の素敵な姿を見てもらいたいと心躍るはず
ただ、ここでもっとも重要なポイントがあると私は思いました。
それは、

 

「介添えさん」

 

です。
おそらくほとんどの方は、

 

「介添え」 = 「プロの介添え知識を持ち、介添えの経験豊富なスタッフ」

 

と思うでしょう。
私もブライダル業界に入っていても、そう思っていました。
ただ、フリースタイルでいろいろな会場へ入るようになり、気づいたことがあります。
それは、会場により、「介添え」というスタッフはいろいろな方が行っているという事です。

 

 

たとえば、
プランナーや会場サービススタッフなど・・・

「介添え」という言葉を調べると、「新婦さんのそばでお世話をすること」。

確かに「お世話」というのは、幅広い意味があるので、

 

・椅子を引く
・ドレスを持つ
・ご案内する

 

などできれば、介添えというカテゴリーというのには当てはまるかもしれません。
ただ、今まで私が介添えとして一緒に仕事してきた方であり、介添えさんのイメージは、

 

【ベテランのヘアメイクさん 兼 介添えさん】

 

でした。
たまたま、新人の時からそんな恵まれた環境にいて、
介添えさんがしっかり新婦さんのそばで、
常に見た目を気にかけ、綺麗に見えるようにしてくださっていたのです。
これは、ブライダル業界の当たり前だと思っていましたが、当たり前ではなかった・・・

 

 

介添えさんは常に新婦さんのそばにいます。
だからこそ、

 

・メイクや髪形が乱れた場合にすぐ直す
・常に写真撮影する際にドレスやブーケなど写真映りがよく見えるよう、整える

 

など、美容的なことも介添えさんができたら、
ヘアメイクが完了し、控室を出たところから、最後ドレスを脱ぐところまできっと綺麗にいられるのではないでしょうか?
介添え料金がどの会場もお見積もりに入っていると思いますが、
介添えさんの働き方や意味合いは実は違ったりします。
でも、当日、花嫁さんが綺麗にいられるためには、とても重要です

 

 

例えば、この写真。

 

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当日、ホテルの個室で待ち時間がありました。
せっかく時間があるのだからと、介添えさんが2,3分で思いついたこのポーズ。
ドレスの特徴と良さを分かっているからこその1枚。
窓の手前の台に乗っただけです(笑)
私がプロデュースする場合は、ヘアメイクさんと介添えさんが両方できる方を基本お願いしています。
会場によっては介添えさんがついている場合も多いので、会場の介添えさんに+お持ち込みヘアメイク&介添えさんをお願いしており、
ダブルで介添えしていただいています。
基本は会場の介添えさんが行い、お持込みの介添え&ヘアメイクさんは、
ずっとついて一緒にまわり、気になるポイントを直します。
ドレスのずれやヘアメイクの乱れなど。

 

ちょっとしたことですが、その細かいポイントが写真映りをよりよくします。
何十万、何百万円ものドレスを着る数時間。
ドレスと同じように、当日の介添えさんが大切であるという事を
ぜひ、皆さんにも知ってほしいです。

当日悲しい想いをしないように。

そして、素敵なずっとずっと見たくなる写真を残せますように・・・